日常生活での影響

日常生活において同性愛者は日々追い詰められているといってもいいでしょう。 もし客観的に見て平然として暮らしているように見えたとしても、 その生活空間は非常に狭く、気持ちが落ち着く場所など存在しないということが多いのです。 そのストレスの多くは、自分らしく生きられないということでしょう。 自分らしく生きられる空間というのは同性愛者として生きられる空間を指します。 もし一人でも異性愛者が入ってくるとその空間はとたんに緊張感が生まれ、楽しめない空間になるのです。 もしも同性愛者だけで旅行にいったとして、 その都度異性愛者が間に入ってきてはお互いにリラックスした会話が生み出せません。 だって異性愛者だと明かせばどんな不利益があるかわからないのですから。 そのためホテルの部屋でリラックスしていたときなどにホテルの従業員がお茶をもってきたとしても、その都度場を取り繕うようにしなければならないのです。 このように「押し入れ」に入れた感情を自分で認めるためには、自分自身に自身を持つことが必要なのです。 そのためには少しの決意と、大きな仲間の協力が必要になるでしょう。 「押し入れ」から一歩出れば、隠して生きているよりも辛い露骨な偏見と差別がまっているかもしれないのです。 しかし「カミング・アウト」することで自分が自分として認められることは新しい生き方を得るチャンスには間違いないのです。この「押し入れ」に満足するか否かは人によってかわってきます。 例えば、貴方がもし友人に「カミング・アウト」するとしたら、それは罪の懺悔のように感じるかもしれません。「自分が悪い性癖を持っている」などと告白したつもりかもしれませんが、それはまた別の意味を持つものになるかもしれないのです。

2011年5月11日

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