友人に秘密の告白をする
友人に「カミング・アウト」するときは非常によく考えなくてはいけません。
もし告白して、相手は「俺は気にしないよ。誰を好きになっても別にいいんじゃいか」など言ってくれたとします。その当時は心の底から喜べるでしょう。自分を認めてくれたのだと感謝します。それは同性愛者として当たり前の反応です。
しかし、そういった友人たちが時間がたつに従って、自然と距離ができてしまう。何も言わないまま会わなくなってしまう、などが起ってしまうのです。「気にしてない」「何も変わらないよ」といいながら、自分たちの目の前で同性愛をネタにする友人などがいて気が滅入ってしまうというゲイの話を聞いたこともあります。
ただそれとは逆に、同性愛者だとしると自分の興味本位で根掘り葉掘り聞いてくるという人もいます。こちらが不愉快になるのもかまわず、とことん聞いてきます。なので仕方なく激論を交しているうちに、より自分と相手が理解を深める。そうしたなかで親しくなって今も付き合いが続いているということがあり得るのです。
「カミング・アウト」という「秘密の告白」から貴方に対しての視点が必ず変わるはずです。異性愛者から同性愛者へと見方が変わるにつれ、友人も接し方を変えるはずです。
だからこそ「カミング・アウト」するときにはその両者の違いをしっかりと自分自身で見極めるべきなのです。関係を作り直すような大きな事態が起きることだって考えられます。
自分から変わり、新しい生き方を作るということこそ「カミング・アウト」の本質なのです。
2011年5月11日